スキル追求型からテーマ追求型のキャリアへ

キャリアの選択は常に迷います。

具体的な選択肢がある場合もそうですが、見えない未来に対する「方向性」を決めることは、正直怖いですよね。

特にある程度、社会人経験を積んだ20代後半以降からは、「方向性」に対する迷いが生じます。

では、どんなスタンスで解決すべきか?

これが、今日のテーマの

スキル追求型から、テーマ追求型へ

というものです。

職業人として能力を身に着ける段階においては、まだ「できること」を軸にキャリア形成を行なうことが重要です。
強みの形成にあたり、仕事の幅を広げることも大切ですが、「合う」職種に出会えた場合、そこを起点に周辺を少しずつ広げていく戦略です。

そして、ある程度の専門性を身に着けた段階では、将来の方向性や外部環境の変化を読んでいくことが大切になります。

果たして、自分のスキルは5年後も通用するのか?

社会的ニーズがあるのだろうか?

歳をとっても大丈夫だろうか?

IT化によって淘汰されないだろうか?

様々な先行きに対するシュミレーションを行なうことが大切です。

ザックリとした「方向性」が決まった段階で、より深く考え続けて欲しいのが「追及したいテーマ(領域)」です。

どんな社会課題を解決する事業に関わっていたいのか?

モノづくり?

人を幸せにする仕事?

デザイン?

美容や健康、医療?

お金?

教育?

地方創生?

循環型社会?

などなど、テーマは無限です。

大切なことは、自分が関心のあるテーマを言語化しておくことです。

方向性、そして、テーマ
この2点を自分の中から導き出すことです。

方向性とテーマを実現するための「新しいスキルや経験」を明確にする

そして、方向性とテーマが決まると自然に「今の自分に足りない能力や経験」が浮かび上がってきます。

但し、年齢によっては習得が難しいスキルや時間オーバーといった状況があるため、ここは極めて現実的に考えることが大切です。

残りの人生時間の中で、限られた時間を投じる価値が本当にあるのか?

方向性とテーマがそれだけ本気かどうかが問われます。

多くの人のキャリアは、現状維持といってもいいでしょう。

それでも、方向性とテーマを明確にすべきなのは、能力開発にブーストをかけるためです。

キャリアに「独自性」を加えていく

そして、独自性という観点での成長計画を立てるためです。

市場価値の高い能力開発を行ないつつも、そこに「独自性」を味付けしていく必要があります。

これは、70歳以降も働く社会になった今、とても大切なポイントだと思っています。

高齢になって、他者との比較競争の中で働くということは非常に厳しい環境です。
最終的には、安い賃金で働くという「値下げ」を競争優位性にせざるを得ない状態になるでしょう。

キャリアに独自性をどう加えていくか?は、各々のパーソナリティーや価値観、興味関心により異なります。

とことん自分と向き合う時間をとるしか方法はありません。

「独自性」は、本当に好きなこと。
そして、自分らしさがないと長続きしません。

具体的には30代後半から40代は「独自性」最優先のキャリア戦略にシフトすべきだと思います。

是非とも自身のキャリアを長期視点で考え、それぞれのフェーズで適した戦略をとっていただけますと幸いです。

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