採用で失敗しないために──中小企業が面接で“採ってはいけない人”を見抜くコツ
こんにちは。
中小企業の人材採用支援専門のコンセプトメイク株式会社 代表の寺西です。
今日のテーマは、採用におけるリスク回避についてです。どの社長も採用後のトラブル経験があるかと思います。
人材採用の現場に立つ中で、「どうしてあの人を採ってしまったのか…」という後悔を聞くことがよくあります。
大変残念ながら、私達中小企業へ非の打ちどころのない素晴らしい人材は面接に来てくれません。
意欲、能力、人格など何らかのバランスが崩れた方々が面接にお見えになります。最初からこのような意識で面接に臨むことが大切で、「いい人を採用しよう!」ではなく、「合わない人を見極めよう!」という姿勢が必要です。
まずは世の中の“採用ノウハウ・戦略”と言われるものを捨て去ってお考えいただくことが大切です。
特に中小企業では、たった1人の採用が社風・現場・数字に大きな影響を与えます。
逆に言えば、「合わない人」を避けることは、結果としていい人材採用になりますし、企業の未来を変える一手にもなるのです。
今回は、中小企業の社長様に向けて、「面接で採ってはいけない人材を見抜く方法」をテーマに、現場で使えるポイントをお伝えします。
中小企業が“採ってはいけない人”の特徴
- 指示待ちで自ら動かない
- 前職や上司の悪口が多い(=他責思考)
- 地味な仕事に対して不満を持つ
- 「チーム」ではなく「自分の評価」が最優先
- 話し方や態度に違和感がある
- 志望動機があいまい or 条件だけを重視
- 面接では感じが良いが、実務力に乏しい(プレゼン上手・行動下手)
面接で“地雷”を見抜く5つのコツ
① 抽象的な話ではなく、具体的な行動を聞く
質問例:「最近、あなたが主導して動いた仕事は何ですか?結果はどうでしたか?」
実際の行動に踏み込んで聞くと、「考えて動ける人か」が見えてきます。
② 「前職の退職理由」から他責思考を見抜く
質問例:「何が一番の原因でしたか?そのとき、あなたはどう動きましたか?」
前職を「環境のせい」「上司のせい」と語る人は要注意です。
③「泥臭い仕事」に対する意識を確認する
質問例:「前職でルーティン業務や裏方作業はどのように取り組んでいましたか?」
中小企業では、華やかな業務より「地味だけど大事な仕事」が多いため、姿勢が大切です。
④ チームの中での役割を語らせる
質問例:「あなたがいたチームでは、どんな役割を担っていましたか?」
協調性や自律性の有無を測ることができます。
⑤ 面接態度・言動の“違和感”を軽視しない
- 遅刻ギリギリ、または不自然な言い訳
- 話が長くて要点が見えない
- 清潔感や言葉遣いに違和感
- 質問が一切出てこない(興味・準備不足)
違和感は“直感”ではなく“兆候”として扱いましょう。
まとめ:面接は「共に戦える人」を選ぶ場
中小企業の採用で一番大切なのは、「この人と一緒に、長く、信頼して仕事ができるかどうか」です。
スキルや経歴よりも、「人間性」「自律性」「チーム性」を見極めましょう。
おすすめ:面接チェックシートを活用しよう
面接時の判断を客観的にするために、簡単な評価シートを使うのがおすすめです。
評価ポイント | 評価(5点満点) | 備考 |
---|---|---|
自走力 | ★★★★☆ | 実例あり、前向きに挑戦していた |
チーム性 | ★★☆☆☆ | 自己アピールが強く、他者への視点が弱い |
志望動機の明確さ | ★★★☆☆ | 地域密着や企業理念に共感していた |
採用の失敗は“会社の未来のロス”です。
でも、正しい見極め方を知っていれば、防げるミスでもあります。
経営者の皆さまが率先して採用の質を向上することで、事業の持続的成長に寄与されるかと思います。
もし、採用課題がある場合、コンセプトメイク株式会社では中小企業の採用改善のご支援を行なっておりますので、お問合せいただけますと幸いです。
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