企業規模と求められる主体性・当事者意識は連動する

あなたが、今、転職動機として強く持っているものは何でしょうか?
それが「閉塞感」であったり「年功序列に対する不満」「共に働く仲間との価値観の相違」「階層的な組織に対する不満」であるならば、ベンチャー・ステージの会社への転職も良い選択の一つかもしれません。
(決して断言はできず、申し訳ないのですが)

なぜか?

それは、あなたの不満のポイントが「主体性の発揮」にあるのであれば、それを満たせる組織がベンチャー・サイズにあるからです。

但し、注意して欲しいポイントとしては、
・主体性を発揮できる場には、主体性を発揮せざるを得ない何らかの理由がある
・想像以上に環境が整っていない場合がある(単純に人数規模ではなく、カルチャーや事業モデル、組織能力の問題でもある)
・想像以上に時間がない(心身ともに)場合がある(バランスを捨てて、ゴール達成に向けた「コミット」が求められる)
・ベンチャーだから、皆が当事者意識が強いわけではない(良い意味でも悪い意味でも「多種多様」、自浄作用によって残る人は残る世界)
・勝てなければ、成長できなければ消えていく。それが資本主義のルール→事業として「負けるリスク」を覚悟する必要がある
・「きれいごと」が通じないフェーズがあり、その際は一心不乱に結果を出すことに向き合うことが求められる
(結果を出しても、リターンを得られないことがあるのが資本のルール/SOなし、SOに反映されない)

もし、自身の当事者意識が強く、現職の組織に不満があるのであれば、将来「独立」を視野に入れてもいいかと思います。
感情的に独立起業するのではなく、時間を投じて、強かに勝てる領域を探し、憤りを感じたペインの解消に挑戦されていってもいいかと思います。

何らかのキャッシュ・フローを先に構築し、安定収入基盤を構築してから、ゼロイチでのプロダクト・アウトやサービス・アウトに挑戦されてもいいかと思います。
これからの時代は、ひとり経営のスモールビジネスであっても優位性を確立できる恵まれた時代です。
組織規模のメリット・デメリット、そして自分の適性を考えながら(知りながら)「キャリアの方向性」そして「次の一手」を真剣に考えていただけますと幸いです。

今、一度、「自分の主体性・当事者意識はどのくらい強いのか?」「今の会社に合っているのか?」といった点を確認されるのも良いかもしれません。

今日も一日精進です。

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